REPORTREPORT

豪華アーティストが出演!シークレットでUverworld、
奥田民生も登場!

最優秀賞は、
ONE OK ROCKから音楽を
愛するファンの皆さんへ。

スペースシャワーTVが主催する音楽の祭典『SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2020』が、3月13日に東京国際フォーラムにて開催された。このアワードは、スペースシャワーTVの視点で音楽シーンを総括し、様々な音楽コンテンツで功績をあげたアーティストとクリエイターに対し、感謝と敬意を込めて表彰するというもので今年で5回目となる。授賞式の模様はスペシャでの生放送とuP!!!ライブパスでの生配信を通じて全国に届けられた。

しかし、残念ながら今年は新型コロナウイルスの影響を受け、招待客はなし。つまり、無観客で行われることになってしまった。そんな特殊な状況を反映し、オープニングの挨拶は客席から届けられた。ホストを務めるのはスペシャが誇るゴールデントリオ、いとうせいこう、ユースケ・サンタマリア、きゃりーぱみゅぱみゅの3人。いとうは今回は画面越しの視聴者が無観客の会場の好きな場所で見れることを伝え、きゃりーは「アーティストのパフォーマンスや生の声をアワードを通してしっかり伝えます」そしてユースケは「『春は必ず来る!』と信じて、このアワードをお届けしたいと思います!!」と力の入った大声で宣言。

本アワードは、誰がオープニングのライブアクトを務めるのかというところにも注目が集まるが、今年最初にステージに姿を現したのはなんとTHE YELLOW MONKEY!
披露したのは「天道虫」「ALRIGHT」の2曲だ。<たとえ観客がひとりしかいなくても全力を尽くす>という発言を多くのアーティストのライブMCで聞くことがあるが、THE YELLOW MONKEYのライブはそういったアーティストたちの思いを象徴するような内容で、会場に観客はひとりもいないのに、彼らの一挙手一投足がこちらの体温をグッと上げるのだった。これは本当に不思議な感覚だった。アワードのスタートから15分も経たずして、いきなり音楽のパワーをまざまざと見せつけられた。この感覚は、4時間にわたるアワード中ずっと続くことになる。THE YELLOW MONKEYのライブ後にユースケが叫んだ「今回のアワード、これで成功したも同然だよ!」という言葉には、多くの視聴者が同意したことだろう。

そんな彼らが受賞したのはALBUM OF THE YEAR。吉井和哉は「スペースシャワーさんにはお世話になりっぱなしで、今回こういう賞もいただけて、ありがとうございます。30年間の間には活動していなかった時期はありますけど、やってなかった期間も絆はつながっていたのかなと思います」と非常に胸に残るコメントとなった。

興奮のライブに続いて発表されたのはBEST FEMALE ARTIST。受賞したのはあいみょんだ。ステージ中央に現れたあいみょんは「去年とはまた違った賞(昨年はBEST CREATIVE WORKSを受賞)をいただけて嬉しいです」と挨拶。「曲作りが楽しくて大好きで……」と語る彼女は、現在1日5曲のペースで作曲をしているそうだ。今や国民的シンガーソングライターとなった相変わらずの好調ぶりがうかがえた。

続いて、BEST MALE ARTISTの発表へ。若手からベテランまで幅広く選出されたノミニーから見事受賞を果たしたのは米津玄師。おととしに続いて2019年も大活躍だった彼の受賞は誰しもが納得するはず。

BEST PUNK/LOUD ROCK ARTISTを獲得したのは10-FEETだ。受賞トロフィーではなく、マイクを掲げながら茶目っ気たっぷりに登場し、照れ隠しなのか、少したどたどしい挨拶をカマす。その後も小ボケを重ねて笑いをとりつつも、最後はTAKUMAが「こんなときこそ、元気!そして、元気!元気出していこう!」と常に前向きなメッセージでお馴染みの10-FEETらしくビシッと締めてくれた。

メンバー全員揃ってクールにステージに姿を見せたのは、BEST ALTERNATIVE ARTISTを受賞したSuchmos。昨年、バンド結成時からの目標として掲げていた横浜スタジアム公演を実現したことについて聞かれ、「最高でした」「結成からの目標が叶った」と喜びのコメントをしつつ、YONCEは「次はもっと最高なところに行きたい」とさらなる高みを目指すバンドの展望と最後に「(色々なイベントライブが中止になってる)こんなときこそ、おうちで好きな歌を歌ったらどうでしょう」とメッセージをくれた。

BEST BREAKTHROUGH ARTISTを受賞したSIRUPは生ライブで「Pool」「Do Well」の2曲を披露。2本のサックスやキーボードを含む豪華なバンド編成で臨んだパフォーマンスはグルーヴィでそれだけでも十分最高だったが、カメラの向こうにいる視聴者に向けてハンドクラップを煽ったり、「Do Well」では<楽しんだもの勝ちさ>という最後のフレーズをニヤリとしながら歌うSIRUPが余裕たっぷりでクールだった。「今年は国境を越えたり、自由に活動したい。音楽は家でも楽しめるので是非聴いてください」と語りステージをあとにした。
スタッフしかいない会場で繰り広げられている熱演は、カメラの向こうにいる音楽ラバーたちの心を震わせていたようで、ツイートの数も番組開始からものすごい勢いで伸び国内トレンド1位になった。「世界のトレンドでも1位にならないと僕ら、芸能界を引退しなければならないんです!」といういつものユースケ節も飛び出した。MC陣もアーティストたちのパフォーマンスにかなり力をもらっているのだろう。

授賞式に話を戻すと、BEST INTERNATIONAL ARTISTを受賞したのは、昨年本国アメリカのみならず世界中を席巻したBillie Eilish。きゃりーも「めちゃくちゃカッコいいですし、MVもスタイリッシュで」と絶賛。

一方、BEST ACTIVE OVERSEASは、過去最大規模のアジア・北米ツアーを行い、アメリカのCoachella Valley Music and Arts Festivalにも出演を果たしたPerfumeに授与。VTRでコメントを届けてくれた。「海外で自分たちが頑張っていることが日本の人にも伝わってることが嬉しい!」とかしゆかが受賞を喜べば、初めての北米ツアーについて、「はじめの頃は元気だったけど、最後のほうは自分のご飯を確保するのも大変で(笑)でも、行く土地行く土地にPerfumeを待ってくれている人たちがいたので、そういう人たちに会えたのが嬉しかった」とのっち。初出演となったコーチェラについてはあ~ちゃんが「ツアーの途中だったということもあってより絆が深まったし、貴重な体験ができました」とコメントした。VTRを受けてきゃりーは「Perfumeが生きている時代に生まれて幸せ」と尊敬の念を示した。

BEST LIVE PRODUCTIONは、完全に暗転したなかで照明を明滅させパフォーマンスするなど、実験的なライブパフォーマンスでアート業界までをも騒がせたサカナクションが受賞した。「自分たちが楽しむことで人々を楽しませるのが自分たちのプロ意識。これからも真面目にふざけていきたい」とバンドを代表して山口一郎が受賞コメントをVTRで届けてくれた。

去年4部門獲得という偉業を成し遂げた星野源は、BEST COLLABORATIONとBEST INFLUENCIAL ARTISTの2部門に輝いた。VTRの受賞コメントでは、ロンドンを拠点とする多国籍バンドSuperorganismをフィーチャーした「Same Thing (feat. Superorganism)」は当初、ミックステープとして無料でリリースしようと考えていて、ただただ音楽を楽しみながら「いい音楽をつくりたい」という音楽づくりの出発点に戻ったような純粋な思いだけでつくったという裏話を明かしてくれた。

もっとも革新的な活動をしたアーティストに贈られるBEST NEW VISIONはGEZANに輝き、彼らはなんと会場でライブパフォーマンスを見せてくれた。プレイしたのは最新作『狂(KLUE)』のリードトラック「東京」。GEZANのようなバンドのパフォーマンスを東京国際フォーラムという大会場で目撃することができるという貴重な機会を失ってしまったのは、観覧を希望していた視聴者にとっては非常に残念なことのひとつ。それでも今、このタイミングで、この楽曲が、テレビやスマホを通じて多くの視聴者の目と耳に届いたということに大きな意味があったのではないだろうか。視聴者からも、「GEZANが来るのか!」「100点満点だし、純粋にカッコいい!」といった賛辞がツイッターを通じて届いていた。メンバーも自身のライブパフォーマンスに満足気な様子だった。

興奮のライブのあとは、プレゼンターとしてレギュラー番組『スペシャのヨルジュウ♪』からGEN(04 Limited Sazabys)と三原勇希のふたりが登場。「最近、ライブを観られてなかったからすげえ楽しい」とGEN。この発言には多くの視聴者が同意したことだろう。
彼らが紹介するのはスペシャと最も関係性を築いてきたアーティストに感謝を込めて授与するBEST MUSIC FRIENDS。この賞には、これからも共に音楽愛を分かち合いたいというスペシャの思いが込められており、受賞したのはOKAMOTO’S。OKAMOTO’Sとスペシャの関係は彼らのデビュー時から続いていて、もはやスペシャには欠かせないバンドになっている。「OKAMOTO’Sにとってスペシャとは?」というMC陣からの質問に対して返ってきた「5人目のメンバー」(ハマ・オカモト)という言葉が実に印象的だった。

続いてのプレゼンターは、スペシャの人気番組『モンスターロック』からあのふたり。「痛い痛い痛い!」と巨大なトロフィーと花束を携えたダイスケはんとナヲ(マキシマム ザ ホルモン)が騒々しくやってきた。そんなふたりから発表されたのはBEST GROUP ARTIST。受賞したのはONE OK ROCKだ。
初めてアワードの会場に足を運んでくれた彼らは、昨年リリースした最新アルバム『Eye of the Storm』で見せたサウンドの変化について語ってくれた。今作は「バンドの第2章を始める」という大きなテーマを掲げて作ったアルバムで、今までみたいな作り方をしていたらつまらなかっただろうし、さらにギアチェンジをして上を目指していける大きなきっかけになったという。彼らは精力的に海外ツアーを行っているが、今は「日本でやってることをそのまま海外でやってる」という。その威風堂々たる姿にしびれた。最後に「こういう時こそアーティスト、ミュージシャンは手を取り合って前を向いて音楽の力を信じて、間違ってることにはNOを突きつけていきたい。これからの時代は本質を捉えていかないといけないので、ロックバンドとして提示していきたい」と熱いメッセージを届けた。

BEST HIP HOP ARTISTに輝いたCreepy Nutsはライブパフォーマンスでの登場。昨年DMCバトル世界チャンピオンに輝いたDJ松永による超絶技巧なプレイから、受賞トロフィーを手にしたR-指定がジョインして「よふかしのうた」をスピットした。受賞コメントでR-指定は、「錚々たるメンツのなかで受賞させていただいて嬉しいし、日本のヒップホップと言えば?と問われたときに自分たちのことを思い浮かべてもらえるように頑張りたい」と喜びを示し、せいこうからは「ヒップホップのシーンを飛び越えたジャンルで受賞するように!」とはっぱをかけられていた。今の彼らの勢いなら決して実現できない話ではない。そう思わせてくれるぐらい、今のCreepy Nutsは強い。

ガラッと空気を変えての発表となったのはBEST POP ARTIST。受賞したaikoは「すごく嬉しいです。放送を観ているみんな、獲ったよ!」と笑顔で声を弾ませた。旧知の仲のユースケと過去の思い出についてひとしきり語り合ったあと、新曲「青空」についても軽妙に語ってくれた。そして、「少しでも楽しいことをいっぱいしましょう! 元気に行きましょう!」と視聴者にメッセージを送った。

BEST CONSEPTUAL VIDEOを獲得したのはサカナクションのMV「忘れられないの」。80年代のトレンドを散りばめた作品で大きな話題になった作品だ。再びVTRで登場した山口一郎は受賞作について、CMタイアップがきっかけで作った曲だけど、コンセプトに関しては代理店を挟むこともなく、監督を務めた田中祐介と直接話し合うなかで、80年代を彷彿とさせるものにしようという話になったというエピソードを披露してくれた。当時実際に使用していた機材や衣装を用意するなど細部にわたってこだわり抜いて、スタイリストなどチーム一丸となってつくったという。また、サブスクリプションをはじめとし、音楽の楽しみ方が日々変化しているので、過去にリリースした楽曲のMVもつくってみたいと意欲を見せた。

Eve「僕らまだアンダーグラウンド」はBEST ANIMATION VIDEOに輝いた。
監督を務めた依田伸隆が会場に姿を見せ、Eveから受け取ったという手紙をきゃりーが代読した。
この作品は、多数の人々とキャッチボールをする刺激的な環境でつくり上げたものだという。
監督曰く、この作品は企画段階から考えると半年ほど制作にかかっていて、そのうち3ヶ月は準備期間で、2ヶ月で一気につくったという。クオリティの高さからもっと長い時間がかかっていると多くの人が思っていただけに驚きのエピソードだった。

BEST SOUNDTRACKは、2019年を代表する映画となった「天気の子」を手掛けたRADWIMPSに贈られた。VTRで出演したRADWIMPSのメンバーは、当初「君の名は」と明確に差別化をするという意味でボーカリストに三浦透子を起用したが、監督からの勧めもあり、最終的には野田洋次郎もボーカルを執ることになったと制作秘話を明かしてくれた。

BEST VIDEO DIRECTORが贈られたのは林響太朗だ。
昨年だけでも、BUMP OF CHICKEN「Aurora」菅田将暉「まちがいさがし」、秦基博「Raspberry Lover」など、音楽史に残る最重要作品の多くを手掛けている彼は、ステージで「嬉しいです。ありがとうございます」と挨拶。「音楽に寄り添うことを意識して、いろんなアプローチを考えてる。(制作にあたって)コンテを描くだけでなく、詞のようなものを書くこともある」と制作に臨む際の彼の姿勢を語ってくれた。
今後は、インスタレーションのようにその場でしか見られないものを作ってみたいと野望をのぞかせた。

King Gnuはライブアクトとして登場し、現時点で今年最も高いセールスを記録しているアルバム『CEREMONY』から今注目の2曲をプレイし、非常に熱量の高いパフォーマンスとなった。BEST ROCK ARTISTの受賞インタビューでは、「光栄です。こういった賞をいただけることもなかなかないので嬉しいです」「この一年は心も体も(一気にブレイクした状況に)慣れていくのが大変だった」(井口)と振り返り、楽曲制作も「(ライブ)会場の大きさに合わせた楽曲もつくるようになった」(常田)。と語った。
常田は個人としてもBEST CREATIVE PERSONを受賞。
King Gnuのメインソングライターでありながら、クリエイティブチーム「PERIMETRON」の主宰者でもあり、millennium paradeとしての活動も活発。そのほかにも、Diorやadidasへの楽曲提供を行うなど、現在の音楽シーンにおいて誰よりも強烈な存在感を放っている常田は「恐縮の極み」と謙遜していたが、当然の受賞と言える。あらゆる形で自己を表現している彼だが、「全部バンドみたいな感覚で取り組んでいる」というのが興味深い。

さて、気づけば放送開始から約3時間が経過していた。とんでもない濃さで進行していくアワードは遂にSONG OF THE YEARに突入。注目の受賞曲は、ストリーミングランキングにおいて34週連続1位という前人未到の大記録となったOfficial髭男dism「Pretender」。現在YouTubeで2億回に迫る再生回数を誇るこの名曲には、最近の楽曲としては珍しくキーボードソロが入っている。これは、新しいシンセを買った藤原聡が試しにソロを入れてみたら意外とハマったことから採用されたらしい。予告されていたSpecial Movieでは2月にパシフィコ横浜で行われたライブから同楽曲のライブ映像をオンエアしてくれるという嬉しいプレゼントがあり、メンバーからV T Rで喜びの声が届いた。
主要部門の発表はさらに続く。VIDEO OF THE YEARに輝いたのはBUMP OF CHICKEN「Aurora」。先にBEST VIDEO DIRECTORを受賞した林響太朗監督の手によってまるで短編映画のような仕上がりとなった今作について、「すごい!」と藤原基央がひと言。メンバーからもビデオ制作秘話が語られた。昨年、バンプは「Aurora」だけでなく、「流れ星の正体」のMVやライブで流れる映像でも林監督と共同作業を行っており、彼への信頼の度合いが伝わってくる。

一般投票によって決定し、授与される優秀アーティスト賞PEOPLE’S CHOICEは、今回合計で60万もの票が投じられた。誰が獲得してもおかしくないぐらい混戦模様だった今年の受賞者はUVERworld!
名前が告げられるとメンバー全員揃ってサプライズ登場してくれたことがとても嬉しい。昨年は10枚目のアルバム『UNSER』をリリースしたり、ツアーでも様々な挑戦をした結果として、今回の受賞につながったと思うと嬉しいとTAKUYA∞がメンバーを代表して喜びと感謝を示した。さらに彼は、今は世界的に大変な時期ではあるが、「自分たちの未来に素敵なことがたくさんあると期待してるし、この空白の時間でもっと音楽を聴いて好きになって欲しい。みなさんとライブハウスで会えることを楽しみにしてます」と力強い言葉を我々に投げかけてくれた。

圧巻だったのは、30周年を迎えBEST RESPECT ARTISTを受賞した東京スカパラダイスオーケストラのライブだ。「今日はどこのカメラが一番盛り上がってるんだー!?」とGAMOが今日ならではの煽りでカメラの向こうを盛り上げて「Paradise Has NO BORDER」へ。これをショートバージョンでさっと切り上げ、すぐさま「銀河と迷路」をプレイする9人の伊達男たち。何がいいって、メンバーが最高の笑顔を浮かべていることだ。たくさんの観客の前でパフォーマンスするのは興奮するし、楽しいだろう。しかし、この特殊な環境でライブを観ていると、彼らにとってはどれだけの人が観ているかということ以上に、演奏すること自体が楽しくてたまらないんだという熱い想いがひしひしと伝わってくる。

うれしいことにライブはさらに続く。なんと奥田民生がサプライズで登場し、「美しく燃える森」を披露したかと思えば、続く「Jamaica Ska」では10-FEETのTAKUMAが現れ、陽気にステージを盛り上げた。熱いパフォーマンスのあと、BEST RESPECT ARTISTのトロフィーを手にした谷中敦が、「大変な時期だと思うけど、こうやって音楽を通じてバイブスを届けられるし、そういう意味ではいい時代になったなあと思います。僕たちも色々な企画で楽しませます。見てもらって有難う!みんな見えたよ!!」と画面を通してメッセージを送った。

今年のアワードもいよいよラスト、年間で最も優れたアーティストに授与されるARTIST OF THE YEARの発表を残すのみとなった。受賞したのはONE OK ROCK
「ありがとうございます!こんな素晴らしい賞をいただけて本当に光栄です」とTaka。しかし、ここで驚くべき発言が。「自分たちはすでに賞をひとつ獲得しているので、ARTIST OF THE YEARを辞退し、この賞はファンのおかげなので、ファンの皆さんに贈ります」とトロフィーをせいこうに託したのだった。
「これからもロックと音楽を愛し続ける皆さんが、素晴らしい世の中でしっかりと自分の人生を歩めるように。僕らも頑張っていきます。今日はありがとうございます」と告げステージを後にした。

無観客という過去に例を見ないアワードはこうして幕を閉じた。MC陣も話していたように、この日は「全員が燃えていた」し、「全員が『伝えなきゃいけない』という思い」をもってステージに臨んでいた。普通ではない環境だからこそ発揮された音楽の真の力というものを、より多くの人が感じ取ることができたスペシャルなアワードとなったのではないだろうか。

(文/阿刀 “DA” 大志)

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